ゴルフ腰痛にマッサージは逆効果?痛みの本当の原因と根本改善への道

ゴルフを楽しむ方に多い悩みのひとつが「腰の痛み」です。スイングのたびに腰が重くなる、ラウンド後に痛みが出る――そんな経験はありませんか?。今回はゴルフによる腰痛の原因と改善法について説明しましょう。
あなたの腰痛、原因は「スイングフォーム」かも?

まず大前提として、正しいフォームを身につけることが最も大切です。特に注意したいのが「猫背」の姿勢です。背中が丸まったままスイングをすると、体幹が安定せず、腰だけで回転しようとしてしまいます。これにより腰椎(ようつい)に過剰なねじれや圧力がかかり、痛みの原因になります。
多くの方が痛みを感じると整体やマッサージに通われますが、いくら整体に行ってもフォームが悪ければ腰痛は治りません。
根本的な原因がスイングフォームにある場合、施術だけで改善するのは難しいのです。

そのため、まずはゴルフスクールで正しいフォームを習得することをおすすめします。正しいフォームでスイングできるようになるだけで、痛みが軽減するケースも多くあります。
フォームを直しても改善しない…本当の原因は別の場所に

それでも腰痛が改善しない場合は、股関節や胸郭(胸椎と肋骨)の動きが悪いことが考えられます。
人間の体の構造上、腰椎は回旋(ひねり)の動きがたった5度ほどしかできません。
つまり、本来スイングの回転を担うのは股関節と胸椎の柔軟性なのです。ここが硬くなると、回旋の動きを無理に腰で行おうとし、結果的に腰に負担が集中してしまいます。
痛い「腰」をもむのは逆効果!アプローチすべきは股関節と胸郭

このような場合、腰をマッサージしたり、強く押してほぐすのは逆効果です。腰は動きが悪くなった股関節や胸椎の分まで仕事をして痛くなっているのです。大切なのは、腰ではなく「股関節」や「胸椎・胸郭」の動きを改善し、腰にかかる負担を減らしてあげることです。
痛みなく、生涯ゴルフを楽しむために

当院には、プロゴルファーをはじめ、多くのゴルフ愛好家の方々が通われています。中には70代、80代でゴルフを楽しまれている方もいっらしゃいます。
「どこへ行っても腰痛がよくならない」「ゴルフを痛みなく続けたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
正しいフォームと正しい体の動かし方を身につけることで、腰に負担をかけず、長くゴルフを楽しむことができるようになります。
